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検察庁法改正法案と黒川弘務検事長は無関係?相関図は誰が作ったの?

黒川さんの定年を延長するために安倍さんが法改正しようとしているという認識がツイッター上で広まっているようです。

 

「#検察庁法改正案に抗議します」のタグを付けたツイートは、380万超になる事態になり、著名人も参加するなど大きな騒ぎになっています。

検察庁法改正法案と黒川弘務検事長は無関係?

「#検察庁法改正案に抗議します」。検察官の定年を段階的に65歳へ引き上げる検察庁法改正案に反対するハッシュタグをつけた投稿がツイッター上で急速に増え、10日午後1時現在で250万件を超えた。俳優や漫画家ら著名人も声を上げ、異例の盛り上がりを見せている。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

「どこまで国民をばかにしてるの」

「これ以上看過できない」

「今ここで抗議の声を上げないと、本当に国が終わる気がする」

ツイッター上では、「検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグとともに続々と意見が投稿され、2位の「母の日」を超え、長時間「トレンド」のトップに。関連では「定年延長」というキーワードも上位に入った。

「このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」。演出家の宮本亜門さんは10日朝、同じハッシュタグで投稿した。

俳優の井浦新さんも「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい。この国を壊さないで下さい」と投稿。賛意を表す「いいね」は3万を超えた。

また、女優の小泉今日子さんも自身が代表を務める事務所のツイッターで、法改正に関する国会のやりとりの動画をハッシュタグをつけて繰り返し投稿。10日未明には、関連ツイートが100万件を超えたことに触れ、「この目に焼き付けました」と書き込んだ。

他にも俳優の浅野忠信さん、秋元才加さん、漫画家のしりあがり寿さん、音楽家の大友良英さん、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんら幅広い著名人が同じハッシュタグで投稿し、反響が広がっている。

仕事への影響を恐れ、芸能人らは政治的発言を控える傾向にあるとされるが、今回の抗議の広がりは異例だ。人気バンド「いきものがかり」の水野良樹さんは「どのような政党を支持するのか、どのような政策に賛同するのかという以前の問題で、根本のルールを揺るがしかねないアクションだと感じています」と投稿。多くの人が、今回の法改正の動きは、支持政党やイデオロギーとは別次元で問題があるととらえていることが、賛同の幅の広さにつながっているようだ。

検察庁法改正案は8日、衆院内閣委員会で実質審議入りした。野党側は、今年1月に現行法の解釈変更で黒川弘務・東京高検検事長の定年が延長されたことを問題視し、今回の改正案との関連をただすため、森雅子法相出席のもとでの衆院内閣委・法務委の連合審査を求めた。しかし、認められなかったことなどに反発し、審議を欠席。自民、公明、日本維新の会の3党のみで質疑が強行された。

検察官定年を巡っては、官邸に近いとされる黒川氏の勤務延長が1月に閣議決定され、野党が過去の国会答弁との不整合から「脱法行為」と追及。政府は国家公務員法の解釈を変更して検察官の定年も延長できると説明したが批判を受けている。

 

引用:毎日新聞5/10(日) 13:49配信

 

『安倍さんが黒川高検検事長を定年延長させたいがために法改正するんだ』と多くの人が解釈しているようです。

 

しかし、黒川さんの定年を引き上げても、

 

①法施行日は令和4年4月1日
②黒川氏は1957年2月8日生まれの現63歳で、65歳の誕生日は令和4年2月8日

 

法実行日が令和4年4月1日で、黒川さんが65歳になるのは、令和4年2月8日です。

 

つまり、黒川さんは無関係ということになります。

 

それなのに、なぜここまでの騒ぎになったのでしょうか。

 



『検察庁法改正案に抗議します』の相関図は誰が作ったの?

「#検察庁法改正案に抗議します」のタグが380万以上ツイートされるほど広まった背景には、相関図の画像がバズったからというのも原因だと思われます。

 

しかし、実際には、法を改定しても、法が執行される前に、65歳になる黒川さんは定年を迎えます。

 

この画像を作った人は、悪意があったのか、本当に『安倍さんが黒川高検検事長を定年延長させたいがために法改正するんだ』と思って作ったのかはわかりません。

 

誰が作ったのかも、ここまで拡散されたら今後もわからないと思います。

 

まとめ

黒川さんの定年を引き上げても、

①法施行日は令和4年4月1日
②黒川氏は1957年2月8日生まれの現63歳で、65歳の誕生日は令和4年2月8日

 

と言うことで、無関係であることがわかっています。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。