『テセウスの船 完全ネタバレ犯人の日記大公開』の前編が、動画配信サイト『paravi』で配信中なので、観た感想を紹介していきたいと思います。
以下ネタバレあります。
Contents
テセウスの船 完全ネタバレ犯人の日記大公開のネタバレ
以下みきおが綴った犯行日記。
昭和63年12月5日
「今日もあいつらは汚い手で僕を叩いてきた。
低脳なヤツらの相手をするのは疲れる。
みんないなくなればいいのに。」
周囲とは馴染めず、毎日いじめを受けていたみきお。
ある日、鈴がいじめから救ってくれて、鈴がみきおのヒーローになる。
「正義の味方が現れた。
これからは僕が鈴ちゃんを守ってあげたい。
僕が鈴ちゃんの正義の味方になりたい。」
鈴への思いを募らせていくみきお。
「田中のおじいちゃんの詩は相変わらずつまらない。
書くふりをしてノートに落書きしてたら
まさしとかいう息子がおかしそうに笑ってた。
変わったヤツだ。」
昭和63年12月11日
「田中のおじいちゃんの家で
まさしがアリの巣に農薬をかけた。
いっぱいのアリがのたうちまわって動かなくなった。
気持ちがすうっとした。
人間だったらどうなるのかな。」
昭和63年12月12日
まさしから聞いた話が、みきおの人生を大きく変えることになる。
「またイジメられておじいちゃんの家に行ったらまさしがいた。
まさしもまさしの妹も昔、イジメられたという。
まさしが面白い話を聞かせてくれた。
小学校のお楽しみ会で
オレンジジュースに毒を入れるという計画。
まさしは昔考えた妄想だけどと笑った。
だったら、ほくがやるよ。」
まさしの何気ない思い出話し。
しかし、この瞬間、音臼小事件に向けて、みきおの計画の幕が静かに上がったのだった。
「お楽しみ会のことを考えているだけでワクワクする。
父親は捕まって、僕だけが鈴ちゃんの正義の味方になれる。
サイコー。」
昭和63年12月17日
みきおは1人、計画を加速させていく。
「まさしは思ったよりバカだ。
完璧な計画には準備が必要なのに。
何もわかってない。
まずは実験をしないと。失敗は許されない。」
「実験の計画は決まった。まずは農薬で試してみよう。
さあ、モルモットは誰にしようか。」
昭和64年1月1日
「音臼神社に初詣に行った。
三島医院の家族が来ていた。
あの小さい女の子がいい。
実験はあの子にしよう。」
千夏をターゲットに決めるみきお。
昭和64年1月6日
「農薬は手に入れた。
マヌケそうな農家のオジサンの軽トラから盗んだ。
もう、待ちきれない。実験は明日にしよう。
ラムネに入れて飲ませればいい。
キレイな青色のラムネ、美味しそうだ。」
(農家のオジサンとは徳本のこと。)
1989年1月7日
心が未来から音臼村にタイムトリップしてくる。
心は千夏の事件を必死に食い止めようとするが、千夏は殺されてしまうのだった。
「パラコートは予想外に時間がかかった。
やはり『本番』は、あの薬で行こう。
計画通り、次はもっと大きい人間で試してみる。」
「知らない男が邪魔をしようとした。
アイツは誰だ?
どうして農薬を持ち出した?
実験のことをどうして知ってる?」
心の存在に気づくみきお。
しかしそれは、まだ、小さな違和感だった。
平成元年1月8日
千夏が亡くなったが、誰もみきおを疑っていない。
「みんなバカだ。
僕が飲ませたのに、何も気づいていない。」
「あの薬は手配した。
『本番』に向け、まずは準備だ。念入りに、慎重に。
誰にも邪魔はさせない。」
最初の実験を終え、みきおの次の計画へと進んでいく。
平成元年1月9日
そんな中、心が雪崩を予知したという噂は、その日のうちに村中に広まった。
「超能力?笑える。
誰だろうと邪魔はさせない。
計画は完璧だ。」
平成元年1月10日
「次のモルモットを決めた。
いよいよ本番に向けてカウントダウンだ。
ワクワクする。」
平成元年1月11日
心がノートを手掛かりに、次の事件を止めようとする中、みきおの第二の実験が始まろうとしていた。
「警察は千夏の捜査を続けている。
でも案外バレない。
『本番』に向けて、そろそろ次のイベントを始める。」
「ワクワクしておじいちゃんのノートに落書きした。
次のイベントの計画をまさしに教えてあげた。
まさしはすごいねと楽しそうだった。
まずはうさぎで実験だ。」
平成元年1月13日
みきおの絵に心が気づいた翌日、ついにみきおと心が顔を合わせる。
「アイツ、先生だったんだ。
なんで僕の名前を知ってる?
なんかおかしい。
アイツには気をつけないといけない。」
心が気になりつつも、その夜、みきおの第二の実験が予定通りにひっそりと実行される。
「やっぱりあの薬はすごい!
朝になったら皆どんな顔をするか…
楽しみすぎて今夜は寝られそうにない。」
平成元年1月14日
うさぎが亡くなっていることは発見される。
心に疑惑を向けさせる。
鈴が泣いてしまう。
そして、次のターゲットにされたのは明音。
「明音が鈴ちゃんをイジメた。
やっぱり明音は許せない。
計画通りにお仕置きしないと。
もっとあの薬が必要だ。
翼にやらせよう。
アイツの秘密は全て知っている。」
みきおに弱みを握られている翼は、紀子を通じて青酸カリを手にいれる。
平成元年1月15日
「気分が悪い。
気晴らししたくてウズウズする。
やるなら今日だ。今日がいい。」
みきおの第三の計画が実行される。
翼を使い、明音に青酸カリを飲ませる実験だった。
明音を閉じ込めた小屋を覗いて見ていたのはみきお。
「翼のヤツ、逃げやがった。
青酸カリの実験をしろって言ったのに。
もう明音はいらない。バイバイ。」
平成元年1月17日
「翼が亡くなった。
バカなヤツだが盛り上げてはくれた。
本番まで、あと2ヶ月。
待ちきれない。」
明音は亡くならず、翼は自ら亡くなったという予想外の出来事があったが、みきおは音臼小事件の計画を進めていく。
平成元年1月18日
「未来のノートを拾った。
僕の音臼小の計画が新聞に載っている。
スゴイスゴイ。
僕は未来を手にした。」
心が捨てた未来のノートを拾ったみきおは、心の正体と、彼が計画を阻止しようとしていることを知る。
みきおは心を揺さぶり、翻弄し始める。
平成元年1月19日
校門で、鈴を連想させる絵を心に見せるみきお。
邪魔をするな。
そして鈴は自分のものだという強いメッセージを込めるみきお。
「贈り物をするって楽しいなぁ。
今どんな顔をしてるんだろう。
もっともっと楽しませてあげないと。」
平成元年1月20日
教室に『21』と書いてある缶に入ったオレンジジュースが届く。
心は「飲むな!」と叫ぶ。
「心先生の驚いた顔、サイコー。
これでもう、僕は止められないってわかってくれたはず。
計画の邪魔をするヤツは許さない。」
追い詰められた心は、とうとう文吾に全て話す。
しかし、動揺した文吾に家を追い出されてしまう。
平成元年1月21日
金丸とともに、必死に真相を追う心だったが、みきおの次のターゲットは、心を含む、計画を阻む邪魔者全てだった。
「よう、こんな時間に何してんだよ。」と金丸が話した相手はみきお。
「金丸って刑事と
未来のノートを探しに行く約束をした。
もうすぐ、まさしが迎えに来る。
さあ、心先生もそろそろ気づくころかな。」
平成元年1月22日
長谷川翼が亡くなった場所、音臼神社へ向かう心。
青酸カリの瓶を拾う心を突き落としたのはみきお。
金丸刑事が「遅かったじゃねえか。」と待ち合わせし、未来のノートを探しに行ったみきおは、金丸刑事を崖から突き落とす。
その様子を紀子は見ていた。
吹雪が舞い、心は未来へと姿を消す。
「さよなら、刑事さん。
誰にも邪魔はさせない。
心先生も消えた。
これで邪魔者はいなくなった。」
みきおを止められる者は誰もいなくなった。
そして、この年の3月、音臼小事件が起こってしまうのだった。
(前編はここまで)
テセウスの船 完全ネタバレ犯人の日記大公開の感想
前編では、みきおがほぼ1人でやったことがわかりました。
農薬を軽トラから盗んだ
千夏で実験した
翼に明音で実験するように指示した
金丸刑事を崖から突き落とした
心先生を音臼神社で突き落とした
うさぎで実験した
金丸刑事を突き落とされる時の目線が、大人への目線の高さだったので、突き落としたのは、まさしだと思っていたのですが、みきおだったとは〜!!
まさかまさかですね。
みきおってすごい力なんだなぁ〜って思いましたw
でも、最終回で謎だらけだったことが、スッキリしてよかったです。
まとめ
まさか犯人の日記が公開されるとは思ってもいなかったので、最終回のままだと謎が多すぎて納得いかない部分も公開されたので、よかったです。
犯人の日記のネタバレ後半は下記の記事で詳しく紹介しています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。